【高価=最適な枕ではない!】合わない枕を買わないためのポイントを紹介!

こんにちは。自由が丘あゆむ整体院 院長の千葉大輔です。
突然ですが、質の良い睡眠をとれていますか?
朝起きたときに「首が痛い」とか「肩が凝っている」なんて方も多いのではないでしょうか?

しっかりと睡眠時間を確保しているのに疲れや不調を感じてしまう方は、
睡眠中の姿勢に問題がある可能性があります。

今回は特に首肩の不調に繋がる「枕選び」についてお話していきます。
多くの枕が販売されている昨今、高価=良い枕だろうという認識では、
せっかくの出費も無駄になってしまいます。

脊柱の解剖と理想的な寝姿勢について

まずは本題に入る前に少しだけ解剖学の話をします。
人間の正常な背骨は横から見たときに緩やかなカーブを描く構造になっています。
これを生理湾曲と言います。

生理湾曲

頸椎は前側に湾曲(前湾)
胸椎は後側に湾曲(後湾)
腰椎は前側に湾曲(前湾)
これが理想的な状態です。
この状態が崩れることで構造的にバランスが崩れ、各所に負担がかかり不調が発生します。
つまり、正しい生理湾曲を保つことが負担を最小限に抑えることに繋がるということです。

それでは、枕の高さで頸椎(首の骨)がどのように変化するのかを実際に見ていきましょう。

 

枕が高すぎる場合

枕が高すぎる場合

高すぎる枕を使うと頸椎は後湾してしまいます。
この状態では首の背部の筋肉が常に伸ばされている状態になるため肩こりや首コリの原因となります。
これとよく似た状態としてストレートネックが挙げられます。
つまり続ける事によりストレートネックの悪化が考えられます。

ストレートネック

 

枕が低すぎる場合

枕が低すぎる場合

低すぎる枕を使うと頸椎は頭の位置が下がることで過度に前湾してしまいます。
また首のアーチが寝具と設置しておらず浮いてしまっているため不安定な状態です。
加えて、横向き姿勢では頭の位置が下がることで肩に過重が増えてしまいます。

 

ポイントを押さえたタオル枕のご紹介

ここからは当院でも紹介しているタオル枕の使い方をご紹介します。
生理湾曲を崩さずに負担を最小限に抑える事が出来ますし、
身体の状態によって調整が出来るのも大きなメリットです。
枕選びでお困りの方は一度試してみてください。

首枕の作り方

①まずはバスタオルを2回折って長細い状態にします。

タオル枕の作り方1

②バスタオルを丸めて筒状にします。

タオル枕の作り方2

③作った枕の両側に横向き用の枕をセットします。

タオル枕の作り方3

④「③」の状態が出来上がったら実際に寝てみましょう。
※頸椎の湾曲に沿ってタオルが支えている状態がベストです。

タオル枕

注意点

・首のアーチには個人差があります。アーチにフィットするようにタオルの太さを調整しましょう。
・まずは寝る前の5分間など短い時間から徐々に初めて見てください。
・使用に伴い、痛みや違和感が発生した場合は中止するようにしてください。

まとめ

今回は枕を選ぶ際のポイントをお伝えしていきました。
色々な枕が販売されている中で最適な枕を選ぶのはとても大変です。
ただその際に漠然と値段が高いからという理由では選ばないようにしてください。
人生の3分の1は睡眠と言われており、良質な睡眠をとることで効率的に身体を回復させることが出来ます。
枕選びの際にはポイントに沿って選んでみてください。