ストレスも要因になる肋間神経痛
突然上半身の左右どちらか一方だけに、胸の付近の痛みが起こることはありませんか?それは、肋間神経痛と言われるものです。
肋間神経痛には原因が色々とあるので見極めが非常に大切になってきます。姿勢やストレスなども大きな要因となりやすいのも特徴的です。病院で検査したけど原因が分からない胸の痛みや痺れで困っている方は、一度自由が丘あゆむ整体院にご相談ください。
◆肋間神経痛とは
肋間神経痛とは、肋骨周辺に張り巡らされた“肋間神経”が何らかの原因で刺激されることによって、胸に痛みが生じることをいいます。これは病気の名前ではなく、肋間神経が痛むことの総称です。頭痛や腹痛などと同じ括りになります。
◆肋間神経痛の症状
痛みは片側の胸に現れ、深呼吸や咳、体勢の変化によって痛みが増すことがよくあります。また、痛みがある場所の感覚が鈍くなっていたり、逆に過敏になったり変化することがよくあります。
肋間神経痛の原因は、分類によって異なります。主に、原因が明らかな “続発性肋間神経痛”と原因の明らかではない“原発性肋間神経痛”の2つに分けられます。以下で詳しく解説していきます。
①続発性肋間神経痛
“続発性肋間神経痛”は、検査で明確に原因が分かるものです。
・神経の損傷、圧迫によるもの
肋骨の骨折や肋骨周辺の手術によって肋間神経が損傷されると、肋間神経痛が生じることがあります。
また、変形性脊椎症、胸椎椎間板ヘルニアなどの変形によって神経が圧迫されることで、肋間神経痛が生じることもあります。これらの続発性肋間神経痛は一般的に上半身を動かした際に痛みが生じるほか、場合によっては呼吸がしにくくなるほどの強い痛みが一時的に生じることがあります。
・神経の感染によるもの
神経がウイルスに感染していると、体の抵抗力・免疫状態が低下したときに肋間神経痛を引き起こすことがあります。
原因となるウイルスには、水痘や帯状疱疹を引き起こす“帯状疱疹ウイルス”が挙げられます。帯状疱疹ウイルスは初回感染で水痘を引き起こした後、一度治癒しても体に残りつづけます。そして、抵抗力・免疫状態が低下したときに再活性化し何らかの症状を引き起こします。ウイルスが神経を通じて皮膚に達した場合には皮疹(ひしん)が生じますが、皮疹がなく肋間周辺の皮膚にひりつきなどの痛みを呈すこともあります。
・その他の原因によるもの
そのほかに続発性肋間神経痛の原因となりうる病気として、腫瘍(がん)が挙げられます。脊椎や肋骨の周辺に腫瘍が発生した場合は、神経が圧迫・刺激されることによって肋間神経痛が生じることがあります。
②原発性肋間神経痛
“原発性肋間神経痛”は、検査などを行っても明確な原因が分からないものです。
・肋間神経の異常興奮
突然針で刺すような鋭い痛みが生じるのが特徴です。非常にまれで原因は不明ですが、ストレスや体の凝りなどが関与しているという見方もあります。
症状として、肋間神経痛を引き起こしている原因によって、痛みの出る頻度、症状は異なり、ビリっと電気が走ったような鋭い痛みだったり、じくじくとした痛み、ヒリヒリとするような痛みだったり様々です。肋骨の骨折や肋骨に腫瘍がある場合や、胸椎椎間板ヘルニアなどが原因の場合は上半身を前後や左右に曲げたり、ひねったりする際に特に痛みが強くなることがあり、息ができないほどの痛みが現れることもあります。肋間神経は肋骨に沿う形でつながっているため、肋骨に沿って痛みが出ることが多く、片側のみが痛む場合が多いです。
◆肋間神経痛の施術方法
骨格の視点からは、まず痺れがどこから出ているのかをしっかりと検査した上で、骨盤矯正で歪みを整えていきます。 検査には整形外科テストを用いて歪みが出ているのが何番目の骨と骨の間から出ている神経なのかを特定していきます。原因を特定した後に骨盤矯正で体全体のバランスを整え、脊柱を正しい位置に矯正し、歪みが原因で発生していた神経圧迫を緩和させていきます。
◆肋間神経痛予防のセルフケア
【両手足ぶらぶら運動】
①仰向けに寝て両手足を上にあげる。
②力を抜き、手首足首をぶらぶらさせる
③20秒を3セット行う
手足をブラブラさせて、全身の血流をよくなると体がリラックスモードになります。寝る前に行えば、より深い睡眠に繋がり、体の免疫力も高まります。呼吸もしっかり行えばさらにリラックスできるので、運動中は特に意識をして行ってください。血液循環は体の疲労を回復させ変形を防ぎ、睡眠はストレス解消に繋がるのでぜひ肋間神経痛予防に行ってみてください。