今回は、顎関節症の原因となる「内側翼突筋」のケア方法をご紹介します。
口を開けた際に、痛みや異音がする方に特におすすめのケアになります。
顎関節の動きと内側翼突筋の関係性
私たちは開けた口を閉じる際、下顎(下あご)を上に持ち上げることで、咀嚼や会話が出来ます。
そして「内側翼突筋」は、咀嚼筋の中で下顎を上に持ち上げる作用がある筋肉です。
ですが内側翼突筋の作用が強くなりすぎると、逆に口を開ける動きを妨げる原因にもなってしまいます。
下顎が下に下がりにくい状態で無理やり使っていれば、徐々に異音や痛みが発生し、次第に顎関節が過度に消耗し顎関節症の原因になります。
口を開けた際に、開けにくさ、変な音や痛みがある場合は特に注意が必要です。
今回のケアは、下顎の下方移動をスムーズに行うために「内側翼突筋」のケア方法を紹介していきます。
「内側翼突筋」のケア方法
内側翼突筋の位置

外側翼突筋は上あごと下あごを繋ぐように縦方向に走っている筋肉です。
下顎の内側を走行する筋肉のため、正しい位置を把握する必要があります。
そのため上の画像に点線で囲っているエラの裏側に指を引っ掛けて狙っていくイメージです。
※詳しい確認方法は記事の最後にある解説動画をご覧ください。
内側翼突筋のケア方法
内側翼突筋のマッサージ
①確認した内側翼突筋の位置(エラ部分)に親指を当てます。
②親指をまげて、エラに引っ掛けます。
③指を引っ掛けた状態で、指を前後に動かします。
④このマッサージを30秒行います。
内側翼突筋のストレッチ
①確認した内側翼突筋の位置(エラ部分)に親指を当てます。
②親指をまげて、エラに引っ掛けます。
③指を引っ掛けた状態で、口を半分程度の範囲で開閉させます。
④開閉の動作を10回繰り返します。
このトレーニングを最低でも1日1セットずつ行っていきましょう。内側翼突筋のケアをすることで、口を開ける際の顎関節にかかる負担を軽減させる事が出来ます。顎関節に痛みや違和感を感じている方は、症状を放置すると顎関節の消耗を早めてしまう原因になるので注意が必要です。
トレーニング動画
顎関節症による違和感や雑音は、内側翼突筋の硬さや機能の偏りが原因となることがあります。今回ご紹介した「たった1分のセルフケア」を通して、口の開閉をスムーズにするだけでなく、顎関節への過剰な負担を減らすことができます。
自由が丘あゆむ整体院では、咀嚼筋だけでなく頭部や首肩の筋膜・骨格バランスにも着目した整体施術を提供し、根本改善を目指しています。継続することで顎の動きが変わる実感を目指しましょう。
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