こんにちは。自由が丘あゆむ整体院、院長の千葉です。
デスクワークやスマホ使用が日常化した現代では、
「腰痛」「猫背」「ストレートネック」などの不調に悩む方が急増しています。
その大きな要因のひとつが、“悪い座り方の積み重ね”です。
「姿勢を良くしよう」と意識してもすぐに崩れてしまう。
そんな経験がある方にこそ知っていただきたいのが、正しい座り方の習慣化です。
今回は、整体師の視点から、
誰でも今すぐ始められて、一生使える“正しい座り方”のコツを詳しく解説します。
「ケアを減らす」には生活習慣から変える
整体やストレッチで一時的に体が整っても、
その効果が長続きしないと感じたことはありませんか?
それは、「戻ってしまう原因」が日常生活の中に残っているからです。
特に“座る”という動作は、一日の中でも非常に長い時間を占める習慣。
つまり――
間違った座り方をしている時間が長ければ長いほど、
悪い姿勢を自分で育ててしまっていることになるのです。
逆にいえば、正しい座り方を習慣にできれば、必要なケアを減らすことができる。
それどころか、体が自ら整う状態をキープしやすくなります。
正しい座り方とは?基準は「坐骨に乗る」こと
では、「正しい座り方」とは具体的にどんな姿勢なのでしょうか?
それは、骨盤が前に傾き、坐骨(ざこつ)を支点として座れている状態です。
背中を無理に伸ばすことではなく、
骨格の構造に逆らわずに“自然に安定する姿勢”を作ることが正しい座り方の本質です。
ここからは、その作り方を4ステップでご紹介します。
これであなたもケアいらず!正しい座り方解説!
Step 1:坐骨の位置を確認しよう
まずは「坐骨」を知ることから始めます。
🔹 椅子に浅く腰掛けて、片方ずつお尻の下に手のひらを入れてみてください。
🔹 すると、グッと当たる“とがった骨”があると思います。それが坐骨です。
この骨で体重を支えられている状態が、
姿勢を支えるために最も理想的なバランスです。
Step 2:骨盤を前に傾ける(前傾)
次に、骨盤の前傾を作ります。
🔹 背中だけを反らせるのではなく、骨盤ごと前に倒すように、
深くお辞儀するような動作を行ってください。
このとき、骨盤が前に倒れている=前傾している状態が作られます。
Step 3:背骨を立てていく
骨盤が前傾した状態をキープしたまま、
腰 → 背中 → 胸 → 首の順に、背骨を立てるようにして上体を起こしていきます。
背中に力を入れて無理に伸ばすのではなく、
「積み木を積み上げる」ようなイメージで、自然に背骨を整えていきましょう。
Step 4:骨盤の“微調整”で坐骨に体重を乗せる
ここが仕上げの最重要ポイントです。
実は、背骨をいくら反らせても、それだけでは完全に上体を起こすことはできません。
なぜなら、背骨のカーブには限界があるからです。
そこで最後に、骨盤をほんの少しだけ後ろに戻す(後傾方向へ微調整)ことで、
重心が“スッ”と坐骨の真上に落ち着く位置が見つかるはずです。
これが、理想的な座り姿勢=坐骨で支える姿勢です。
正しい座り方は、覚えてしまえば一生モノ
「正しい座り方」と聞くと、
「大変そう」「疲れそう」と感じるかもしれません。
でも実際はその逆で、
体の構造に合った座り方ができるようになると、姿勢は自然に保たれ、疲れにくくなります。
無理に姿勢を良くしようと頑張るより、
正しい習慣を身につけて“ケアがいらない体”にしていくことこそ、根本改善の近道です。
トレーニング動画
姿勢改善に取り組みたい方へ
自由が丘あゆむ整体院では、
「整えるだけで終わらない」ことを大切にし、
こうしたセルフケアや生活習慣の見直しまで含めたトータルサポートを行っています。
「慢性的な腰痛や猫背をどうにかしたい」
「セルフケアの方法がわからない」
そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。
あなたにとっての“一生モノの習慣”を、一緒に見つけていきましょう。