こんなお悩みありませんか?
・口を開けるときに、バキバキ音が鳴る。
・痛みが出るため大きく口を開けられない。
・よくアゴが外れそうになる。
①現状の顎関節の状態を確認!「セルフチェック解説」
まずは現状の顎関節の状態の確認をしてみましょう。
①指を3本用意します。
②指を縦に並べるようにして、大きく開けた口の中へ入れます。
③指が何本入ったか確認しましょう。
注意
無理に行うと脱臼などの可能性があるため注意しましょう。
指が3本入る場合は正常な顎関節の動きが取れています。
指が3本に満たない場合は、顎関節に何らかの問題がある可能性があります。
痛みや異音がする場合には、原因に合わせた適切なケアが必要です。
②不調の原因にアプローチ!「セルフケア解説」
顎関節の動きは「咀嚼筋」が大きく影響してきます。
咀嚼筋とは以下の4つの筋肉の総称です。
①咬筋
②側頭筋
③外側翼突筋
④内側翼突筋
この咀嚼筋が生活習慣などで緊張し硬くなることで顎関節の動きに悪影響を与えてしまいます。
今回はこれらの筋肉の中で、体表から触知しやすい咬筋と側頭筋のケアを行っていきます。
・咬筋のセルフケア
咬筋は嚙み締めたときにアゴ周りで硬くなるためわかりやすい筋肉です。
青矢印の方向に筋繊維が走っています。ケアはこの方向に合わせて行います。
1,まずは指3本を準備します。
2,『紫ライン①』のポイントに指を乗せます。
3,乗せた指を青矢印方向に下げた後、元の位置に戻します。
4,『3』の動きを10秒間往復で行います。
5,その後は②③④ラインも同様に行います。
・側頭筋のセルフケア
側頭筋は頭の横の部分に扇状に付着している筋肉です。
咬筋ほどではないですが、噛み締めることで硬くなるのが分かります。
青矢印の方向に筋繊維が走っており、ケアはこの方向に合わせて行います。
1,まずは指4本を準備します。
2,『紫ライン①』のポイントに指を乗せます。
3,乗せた指を青矢印方向に下げた後、元の位置に戻します。
4,『3』の動きを10秒間往復で行います。
5,その後は②③④ラインも同様に行います。
③顎関節の不調を発生させる「気を付けるべき生活習慣」
ここから顎関節に不調を感じている方が気が付いていないことが多い生活習慣について紹介します。
今ここまで読み進めてくれたあなたに1つ質問をします。
「いま、奥歯同士が接触していませんか?」
実は咀嚼筋の観点で見れば、奥歯同士は接触していない状態がニュートラルです。
つまり奥歯同士が接触している=咀嚼筋に噛むという入力が起こっている状態になります。
夜間の食いしばり程強くはないかもしれませんが、低負荷であっても長時間行えば影響は少なくありません。
夜間に食いしばりのためにマウスピースを装着している方も多いと思います。
ですがこのように日中でも食いしばりは発生しているんです。
これは日常生活で当たり前になって気が付いていないケースが多いので、
この機会に是非意識してみると良いでしょう。