【TikTokライブ相談】顎の左右差、口を開けるときに音がする|整体師が教える生活習慣改善&セルフケア

 
相談者Aさん
「顎の左右差をなくすにはどうしたらいいですか?」

 

TikTokライブ配信中に、相談者Sさんから次のご相談をいただきました。

「顎の左右差をなくすにはどうしたらいいですか?」

同じお悩みをお持ちの方も多いテーマです。本記事では、実際のやり取りをもとに「原因の考え方」と「自宅でできるケア」「院選びのポイント」を簡潔にまとめます。

今回は、この「相談者Sさん」とのやり取りを基に、どのように悩みを深掘りし、どんなアドバイスをしたのかを詳しく解説していきます。顎関節の左右差や口を開けたときの痛みや異音改善のヒントが、きっと見つかるはずです。

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TikTokでの相談スタート!

【相談内容】相談者Sさんのお悩みと状況

まず初めに伺ったのは、痛みの状況と具体的な要望についてです。相談者Sさんのお悩みは以下のように整理できます。
お悩み: 顎の左右差を改善したい。
具体的な症状: 口を開くときに音が鳴る。
具体的な要望: セルフマッサージなどセルフケアの方法を知りたい。

【ポイント①】まずは顎関節の構造を知る必要がある。

相談者Sさんの「顎の左右差」について、まずは不調部分の顎関節の構造について簡単に説明しました。

開口時の顎関節の動き
顎関節の動きは、実は“パカッ”と開くだけではありません。
大きく2つの動きが組み合わさっています。

●① 回転(ヒンジのように回る動き)
最初の1〜2cmくらい開くときは、
下あごのボールが、その場でクルッと回転するだけ。
ドアの蝶番(ちょうつがい)を開けるような動きです。

●② 滑走(前にスライドする動き)
そこからさらに大きく開けようとすると、
ボール(下あご)が、座布団(関節円板)と一緒に前へスーッと滑る。これを「滑走」といいます。
このおかげで、大きなあくびができたり、食べ物を大きく噛み込めるようになります。

 

【ポイント②】左右差の原因と咀嚼筋

顎関節の基本的な動きや構造を説明した後、顎関節の左右差や口を開ける際の異音や痛みの原因の一つである「咀嚼筋」についての説明を行いました。

なぜ左右差や「カクッ」という音が出るのか?
答えの1つが、咀嚼筋(そしゃくきん)の左右差 です。

咀嚼筋とは、口を動かすときに働く筋肉の総称で、主に 咬筋(こうきん) と 側頭筋(そくとうきん) の2つが中心となります。

・片側で噛む癖
・スマホ姿勢による頭の傾き
・歯ぎしり・食いしばり
・姿勢の偏り

これらが続くと、左右で筋肉の硬さが変わり、顎関節を引っ張る力に差が出てしまいます。

その結果、
・開ける軌道が左右で違う
・片側に負担が集中する
・関節円板がズレやすくなる
といった状態が起き、「カクッ」「ジャリッ」という音や違和感につながります。

【ポイント③】相談者Sさんへ提案した具体的なセルフケア

原因をお伝えした上で、相談者Sさんの状況に合わせて具体的なアドバイスを行いました。

アドバイス:咀嚼筋の緊張や左右差を減らすケア

顎関節の左右差や口を開ける際の異音や痛みを軽減させるエクササイズ方法です。

セルフケア方法

・咬筋のセルフケア
咬筋は嚙み締めたときにアゴ周りで硬くなるためわかりやすい筋肉です。
青矢印の方向に筋繊維が走っています。ケアはこの方向に合わせて行います。

咬筋の位置と筋繊維の走行方向を示す頭部横断図。紫色の番号①〜④のポイントが示され、青色の矢印が筋繊維の方向を示している。

1,まずは指3本を準備します。
2,『紫ライン①』のポイントに指を乗せます。
3,乗せた指を青矢印方向に下げた後、元の位置に戻します。
4,『3』の動きを10秒間往復で行います。
5,その後は②③④ラインも同様に行います。

・側頭筋のセルフケア

側頭筋は頭の横の部分に扇状に付着している筋肉です。
咬筋ほどではないですが、噛み締めることで硬くなるのが分かります。
青矢印の方向に筋繊維が走っており、ケアはこの方向に合わせて行います。
頭部の横にある側頭筋を示すイラスト。紫の番号①~④が筋の位置を示し、青い矢印が筋繊維の方向を表している。

1,まずは指4本を準備します。
2,『紫ライン①』のポイントに指を乗せます。
3,乗せた指を青矢印方向に下げた後、元の位置に戻します。
4,『3』の動きを10秒間往復で行います。
5,その後は②③④ラインも同様に行います。

👇別ページで運動を詳しく解説しています。(画像をクリック

まとめ:相談者Sさんとのやり取りから見える、顎関節の左右差や開口時の異音の改善ポイント

今回の相談者Eさんとのやり取りを通して、顎関節の左右差や開口時の異音の改善ポイントが見えてきました。

• 顎関節は構造上、咬筋によって上に引き上げられている状態。そのため咬筋の左右差が発生すると顎関節の動きに異常が出る。
• 改善方針は、原因となる咬筋の左右差や緊張を取ること。自宅では、顎関節への負担の原因となる咀嚼筋のセルフケアの継続+咬筋の左右差の原因となる生活習慣(食いしばり、片方で物を噛むなど)に気を付ける。
• ただ咀嚼筋の問題のみで症状が改善しない場合、顎関節の動きに悪い癖がついている可能性が高い。その場合は、適切な矯正を受ける必要が出てくる可能性がある。

もしあなたが「顎関節の左右差が気になる」と感じているなら、ぜひ今回の相談者Sさんへのアドバイスを参考に、ご自身の体と向き合ってみてください。身体の状態に合ったケアを諦めずに継続出来れば、身体はきっと応えてくれます。

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