こんにちは！
体のゆがみをチャンスに変える、自由が丘あゆむ整体院の千葉です。
小指や薬指が「ピリッ」としびれる…そんな症状が出たことはありませんか？
実は、原因が筋肉や関節ではなく「神経の動きの悪さ」にある場合があります。
今回は、その原因のひとつ【尺骨神経】に注目し、自宅で簡単にできる滑走性改善セルフケアをご紹介します。
・ 小指〜薬指の小指側に痺れがある
・ 手のひらの小指側に違和感を感じる
・ ペンを持つ、スマホを打つなど細かい動作で力が入りにくい
これらは、筋肉ではなく神経の滑走性低下が関わっている可能性があります。
尺骨神経とは？
尺骨神経は、首から肩・腕を通り、小指側の前腕や手のひら・指先まで伸びる長い神経です。
この神経は、いくつかの「通り道」を経由して末端に届きますが、その途中には筋肉や靭帯、骨の間を通る狭いポイントがあり、摩擦や圧迫が起こりやすくなります。
特に滑走性が低下しやすい部位は以下の3つです。
①肘の内側（尺骨神経溝：いわゆるFunny boneの位置）
②前腕の屈筋群（特に尺側手根屈筋）
③手首の小指側（ギヨン管と呼ばれる神経のトンネル）
長時間のデスクワーク、スマホ操作、猫背姿勢などで、これらのポイントに負担がかかると、神経と周囲組織が癒着して動きが悪くなり、しびれや感覚異常が生じやすくなります。
【図解】尺骨神経の支配領域
尺骨神経が支配している範囲は以下の通りです。
・小指
・薬指の小指寄り半分
・手のひら・手の甲の小指側
尺骨神経の滑走性が落ちるとどうなる？
滑走性が低下すると、以下のような症状が出やすくなります。
・小指〜薬指の小指側にかけてのしびれ
・手のひらや手の甲の小指側にピリッとした違和感
・感覚がぼやける、または鈍くなる
・細かい作業（ペンを持つ、スマホ操作など）で力が入りにくい
今回のセルフケアでは、こうした「神経の動きの悪さ」を改善し、自然な感覚とスムーズな手の動きを取り戻すことを目指します。
尺骨神経リリースエクササイズ｜しびれ改善セルフケア
① 立った状態で、背筋を伸ばします。
② 腕を水平に上げ、肘を直角（90度）に曲げます。
③ 肩を下げ、手の甲が自分に見えるように、手のひらを内側へねじります（回内）。
④ 指先が顔に向くように、肘を曲げて、手首を反らし、腕をゆっくり顔の方へ倒していきます。
⑤ この動きに合わせて、頭を腕の方向へゆっくり横に倒します（側屈）。
⑥ 肘を90度・首を正面に戻し、スタート姿勢に戻ります。
⑦ この一連の動きを、ゆっくり5回繰り返します。
・運動は強く行わず、痛みが強く出ない範囲でやさしく行う。
・呼吸を止めず、リラックスして行いましょう。
・運動中や後に痛みや違和感が発生した場合は運動を中止してください。
トレーニング動画
日常生活やデスクワーク、長時間のスマホ操作などで肘や手首に負担がかかると、尺骨神経の動きが悪くなり、しびれや感覚の鈍さが出やすくなります。今回のセルフケアは1日1分から実践でき、継続することでしびれや動かしづらさの改善が期待できます。
自由が丘あゆむ整体院では、こうしたセルフケアに加え、整体で一人ひとりの状態に合わせた根本改善を目指しています。小指や薬指のしびれ、手のひらの違和感でお悩みの方、自由が丘で整体院をお探しの方は、ぜひ一度ご相談ください。
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